超安定志向のOLから心機一転、駐在妻×ライフデザイナーと言う肩書きになるまで

はじめまして、かわさきちひろ(@design_chii )です。

私は現在駐在先のメキシコで、Webデザイン業をメインに複数の在宅ワークを掛け持ちしながらフリーランスとして活動しています。

もともと超安定志向のOLでしたが、夫の海外転勤を機に退職。最初は悠々自適に過ごしていましたが、家に引きこもる時間が増え、経済的に夫に依存する生活にモヤモヤ。今まで生活の中心にあった「キャリア」と言う大きな軸をなくしてしまったことへの恐怖感から、心機一転「場所に囚われないキャリア」を探し始めました。

その結果、少しずつではありますが「この先どこに駐在になっても大丈夫!」「自分の欲しいものは自分で買う!」と安心と自信を持てるようになってきました。

転勤妻・駐在妻でいわゆる「正社員」の安定したキャリア形成が難しい方、転勤先・駐在先での生活が辛い方、専業主婦で自分のためにお金を使うことに罪悪感を感じる方。

そんな方々に向けて「一歩踏み出してみようかな」と思えるような情報発信ができたらと思っています。

ここでは、私の生い立ちや今までも活動を振り返りながら、どんな想いで今の生活・キャリアと向き合っているのかを綴っていきます。

新卒で総合電機メーカーのOLに

新卒で入った会社は総合電機メーカー。

会社を決めた1番の理由は「長期休みが確実に取れるから」。旅行が趣味だったので、長期連休があることが必須条件。おかげさまでゴールデンウィークは毎年同期と海外に旅行していました!

この入社理由から分かる通り、向上心など一切持ち合わせていない新入社員でした。笑

配属された部署は経理。学生時代に勉強してきたことと全くジャンルが違ったため、入社1〜2年目は非常に辛かったですが、同期や職場の方々の助けもありなんとか生き延びていました。(ちなみに、お金の大切さをよく知れたので、この仕事をしてて良かったと今は思っています。)

ただ、忙しい時期が多く、通勤時間も長かったためひどい時は平均睡眠時間が4時間の時も。

「私、このままでいいのかな?」と不安に思いながらも、自分の能力に一切の自信がなかったので、「転職なんて無理だろうな」「そもそも転職活動している余裕なんかないわ」と目の前にある仕事にぶつかっていくのが精一杯の毎日でした。

入社5年目、結婚と転機

ちょうど入社して5年目のころ、結婚することが決まりました。

仕事では短期で海外に行かせてもらい、やっと仕事が楽しくなってきた時期。

公私共に充実してるってこういうことだ……!と心から思っていました。笑

そんな矢先、夫の海外赴任が決まります。

もともと海外が大好きな私としては、海外に住むことに関してネガティブな感情は一切ありませんでした。

ただ、少しばかりのモヤモヤが残ります。

令和の時代になっても、「選択」を迫られる女性

「仕事、どうしよう?」

実際、海外駐在をしている間は「会社」でのキャリアが途絶えます。
(※駐在妻の就労ビザ取得は不可能ではないが、現地での就職活動は課題がいっぱい)

経理の仕事に愛着があった訳ではないですが、やはり「社会との繋がりが欲しい」と言う思いや、夫の収入に頼らず自分で稼ぎたいという思いがありました。

でも、夫の会社から「向こうの企業で働くとかありえない」と言われてしまいます。モヤモヤ。

「なんで生き方を制限されないといけないの?」

もちろん安全面だったり、ビザの関係だったり、税金の問題だったり。ハードルはたくさんあると思います。

ただ、頭ごなしに「無理」と言われることに違和感を感じました。

海外には行きたい。夫と一緒に暮らしたい。でも、仕事もしたい。「なにか手立てはあるはず……!」と働き方を検索しまくりました。

そこで出会ったのがフリーランスという働き方です。

キャリアスクールに通い、フリーランスを目指す

フリーランスとは、企業に所属せずに働くワークスタイルの一つ。

フリーランスは、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主である。日本では自由業または自由職業とも呼ばれる。この形態により請け負った業務を遂行する人をフリーランサーまたはフリーエージェントとも呼ぶ。

出典:ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9

フリーランスとして働けば、場所を気にせず業務量も自分でハンドリングできます。

やっぱり「夫の仕事だから」という理由でキャリアは諦めたくないし、 生き方の幅も狭めたくないですよね。なので、私は「選択肢」は自分で増やそう!とフリーランスとして働くことを決意します。

退職した翌月から「SHElikes」というキャリアスクールに入学し、片っ端から面白そうと思ったコースを受講。webデザインやマーケティング、ブランディングの勉強しました。

そして、入会して4ヶ月後、「本格的にフリーランスとしてのお仕事を始めてみよう!」と意気込みながら、Webデザインのお仕事を中心に探し始めます。

始めてのお仕事探しに悪戦苦闘

しかし、初めてのお仕事探しに悪戦苦闘。実に初案件獲得までに3ヶ月かかりました(汗)

クラウドワークスなどでWebデザインの案件に応募するも、スルーされる日々。周りには行きつけのお店や知り合いに自ら営業に行く強者もいましたが、私にはそんな勇気は出ず…。

初めてのお仕事はクラウドワークスを経由して依頼していただきましたが、今思うと「こういう提案方法をした方がよかったな」など反省点もいっぱいです。

その後、実績を少しずつ積み上げることで自然と紹介からのご依頼やお問合せが増えていきました。

仕事のモチベーションが続かない?

やっとデザインの仕事が軌道に乗り始めた…!」と喜んだ矢先、こんな悩みにもぶち当たったことがあります。

それは、予想以上にデザインの仕事にエネルギーを使い、脳みそが疲れ切ってしまっているのかモチベーションを保ちにくかったこと。デザインは好きなのに、仕事にやりがいも感じるのに何故かとっても疲れる。

今考えてみると、経理という単純作業が多い仕事から、急にクリエイティブな仕事に変わったので、頭がキャパオーバーになってしまっていたのだと思います。

そして、「あ、私は意外と単純作業も好きなんだ」と気がついたのです。単純にこなせるタスクは、やはり数をこなせて、達成感をすぐ感じられるので良いですよね。

そこからは、デザインの仕事だけではなくタスク系の仕事も請け負うようになりました。自分の中で、クリエイティブに疲れたらタスク、といった感じでバランスを取れるのもフリーランスのいいところかもしれません。

今は、デザインの他にも語学系の仕事や、コーチなどの仕事を掛け持ちしながら、心地よいお仕事のバランスを模索しております。

人生のテーマ

私の人生のテーマは、「自分らしい、心地よい人生を歩むこと」です。

自分らしさ、心地よさは人によって定義が違うと思いますが、私にとっては「自分で選択肢を作っていく人生」と思っています。

会社員をしていた頃は、仕事がすごく好きなわけでもなく、「ここに配属になってしまったから仕方ない」「仕事が忙しいんだから、自己研鑽の時間がとれないのは仕方ない」と自分が置かれた環境を言い訳にしていました。

実際は、何かを変えようと努力もしていなかったんです。今となっては、「選択肢は自分で作ればいいんだよ」と昔の自分に教えたいくらいです。笑

フリーランスになると決意して、自分がやりたいことや目指す姿に向き合ったときに、「選択肢の多さは、ある意味人生の豊かさかもしれない」と感じました。

令和になっても、まだまだ女性は男性よりもライフステージによって様々な「選択」をしないといけなくなる場面がたくさんあります。

そんなときに、環境や金銭的な理由で「不本意な選択」をしなくて良い人生を歩みたいと思っています。

仕事を辞めないといけないと思っていた私」は、少し視野を広げて、少しスキルを身に着ける努力をすることで「場所に関係なく働ける私」という選択肢を持つことができました。

まだまだですが、応援してる家族や周りの方々のおかげで「自分らしい心地よい人生」を歩めているのではないかと思っています。

現在はwebデザイナーとしてお仕事をしていますが、ゆくゆくはコーチングなどを勉強し、「ライフデザイナー」として、少しでも多くの方の「自分らしい、心地よい人生」を見つけるきっかけを作れるようになれたらと思っています💐

このブログで発信すること

「自分らしい、心地よい人生を歩む」

このブログでは、このコンセプトに則り情報発信をしていきます。

転勤妻・駐在妻でキャリアに悩んでいる方、フリーランスに漠然として興味を持たれている方、フリーランスとして活動され始めた方にとって、少しでも有益で、人生のヒントになるような情報をお届けできればと思っています。

 

発信予定コンテンツ

・メキシコ生活について

・自分らしい人生を歩むためのヒント

・フリーランスとしての働き方、お金の知識

・webデザインの知識